DBA ファイル

データベースファイル

一覧

oracle_instance_list4

Oracleデータベースを構成する物理ファイル

データファイル
(.DBF)
表、索引等データを格納
制御ファイル
(.DAT)
DBの物理構造を格納
REDOログファイル
(.LOG)
変更情報を格納
データファイル

名前  表領域   サイズ(M) 
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\SYSTEM01.DBF SYSTEM 680
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\SYSAUX01.DBF SYSAUX 440
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\UNDOTBS01.DBF UNDOTBS1 25
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\USERS01.DBF USERS 5
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\TEMP01.DBF TEMP 20

制御ファイル

データベースの物理構造を記録
・データベース名
REDOログファイル名、保存場所
・ログ順序番号
・チェックポイント情報
保存場所
<oracle_home>\oradata\\CONTROL~.CTL

REDOログファイル

データベースの更新履歴(=REDOログバッファ)の内容がLGWRプロセスによって書き込まれる。
REDOロググループ
・2グループ以上構成する必要あり
・1グループには1ファイル以上のREDOログファイルを配置する
LGWRプロセスは1ファイルが一杯になると別グループへ書き込み先を変更する(=ログスイッチ)
ログスイッチ
書込み先が変更される事
アーカイブログファイル
ログスイッチ時、リカバリ用に保存されるREDOログファイルのコピー
ARCnプロセスにより実行される。
保存場所
<oracle_home>\oradata\\REDO~.LOG

パラメータファイル

一覧

ファイル名 PFile SPFile
ファイル形式 テキスト形式 バイナリ形式
編集方法 エディタによる編集 ALTER SYSTEM SET ~
SCOPE={BOTH|SPFILE}
編集内容の反映タイミング 再起動時 即時
次セッション(遅延)
再起動時
ALTER SYSTEM の範囲 インスタンス
データベース
SPFile

サーバパラメータファイル
・初期化パラメータファイルより優先して読み込まれる
SPFileが読み込まれるとPFileは読み込まれない
・変更内容の反映タイミングは選択できる
 ・SCOPE=SPFILE
  SPFILEのみ変更:再起動後に反映される
 ・SCOPE=BOTH
  インスタンス&SPFILE変更:即時反映され、SPFileも書き変わるので再起動後も反映される
保存場所
$ORACLE_HOME/dbs (Linux)
$ORACLE_HOME/database (Windows)

PFile

テキスト初期化パラメータファイル
Oracle(SQL*Plus等)から変更する事はできない
保存場所
<oracle_home>\admin\<SID>\pfile\init.ora.~

初期化パラメータ

初期化パラメータ 意味
sga_max_size SGAの最大サイズ
・ALTER SYSTEM SET ~
・sga_tagert
で設定できる最大値
sga_target SGA全体の合計サイズ
「自動共有メモリ管理」設定時用
db_cache_size データベースバッファキャッシュのサイズ
shared_pool_size 共有プールのサイズ
large_pool_size ラージプールのサイズ
java_pool_size Javaプールのサイズ
stream_poolsize ストリームプールのサイズ

OracleNet

sqlnet.ora

プロファイル構成ファイル
保存場所
<oracle_home>\NETWORK\ADMIN\sqlnet.ora
DBA OracleNet」参照

tnsnames.ora

ローカルネーミングメソッド用構成ファイル
保存場所
<oracle_home>\NETWORK\ADMIN\tnsnames.ora
DBA OracleNet」参照

listener.ora

リスナー構成ファイル
保存場所
<oracle_home>\NETWORK\ADMIN\listener.ora
DBA OracleNet」参照

パスワードファイル

sysdba、sysoper権限ユーザがパスワード認証接続時に参照されるバイナリファイル。
他ユーザのパスワードはDB内に格納されているが、
上記ユーザはDB停止時に接続する為に外部ファイルを使用する(DBを起動させる為)
保存場所
・windowsの場合
<oracle_home>\database\PWD<SID>.ora
・unix系OSの場合
<oracle_home>/dbs/orapw<SID>
初期化パラメータ:REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
EXCLUSIVEまたはSHARED
の設定の場合に使用される。
NONE:OS認証時
パスワードファイル作成(≠SQL*Plus)
ORAPWD FILE=<oracle_home>database\PWD.ora password=**** entries=10 force=y
orapwd file=<ファイル名> password=<パスワード> entries=<ユーザ数>
% orapwd file=orapwORCL password=oracle entries=10

ポート番号ファイル

各アプリのポート番号
ポート番号を変更した場合、ポート番号ファイルは更新されない。
インストール直後の状態のみを表す

保存場所
$ORACLE_HOME\install\portlist.ini

テンプレートファイル

DBA テンプレート」参照