魔法少女と学ぶ! ピケティ入門

概要

魔法少女と学ぶ! ピケティ入門 impress QuickBooks

21世紀の資本

トマ・ピケティ著「21世紀の資本」の解説本。
魔法少女は単なるキャラ(特性)でほぼ意味は無い。
賢者と呼ばれる人がほぼ一方的に解説し、それを魔法少女が聞くだけ。
ただし賢者は会話形式で解説してくれる為、非常に分かりやすい。

魔法少女は経済の掌握を目指す!(第一章)

ピケティを学ぶ前に、世界経済史の基本のキ
・世界は資本主義!ところで資本って何?
・産業革命~資本主義と欧米の優位が確立
・労働運動~格差是正の第一波が到来
・共産主義~資本主義の対立概念が登場
・新自由主義~現代の主流概念
封建制→資本主義(小さな政府)→社会主義→修正資本主義(大きな政府)
人間の作る経済システムは一時的なもので完全ではない。
いつか完全な恒久的なシステムができるかも知れないが現在のところそれは考え出されていない。
社会主義の復権もあり得なくは無い。

魔法少女は格差に注目した!(第二章)

ピケティの理論はシンプル!?
・欧米を追い上げるアジア・アフリカ
・ピークを過ぎたGDP成長率
・世界大戦が欧米の資本に与えた影響
・資本/所得比率のU字曲線
・ピケティのキーワード“r>g”を読み解く
技術の伝播は国境を越え、次第になくなる。
すると人口差のみがGDPに影響し、最終的にはアフリカ、アジアが大きくなる。
戦争によって資本家の資本は失われたが、近年の平和によって資本家の資本は再び拡大。
資本家を含む人間が持つ資本の合計と、非資本家の所得の割合「資本/所得比率」は過去最大。
資本家は資本を貯め、労働者へ分配していない。格差は広がっている。

魔法少女は格差是正を目指す!(第三章)

ピケティが目指す格差是正のカギは?
・“r>g”に当てはまらない時期がある!?
・グローバリズムとタックス・ヘイヴン
・格差是正のカギは国際協調+累進課税!
格差が最も縮まったのは戦争中。資本家への累進課税が強化された時代。
現代でも同じ様に資本家への税を多くすれば格差は縮まる。
しかしグローバリズム(他国で商売をする事)とタックスヘイブン(税金の安い国)の普及により不可能。
国家間で協力してタックス・ヘイブンを規制し、資本家への累進課税を進めよう。
というのがピケディの主張。

魔法少女は平等な社会について考える!(終章)

しかし仮にそれが実現できたとしてそれが平等な社会だろうか?
社会主義:結果の平等
頑張って働いた人も、サボった人も同じ結果
リスクを冒した人も、逃げた人も同じ結果
結果は平等。
能力の高い人、頑張った人が人よりも良い結果を得る機会は無い。
機会は平等に無い。
結果的に社会主義はほぼ消滅。
資本主義:機会の平等
能力の高い人だけが良い結果を得られる。低い人は悪い結果しか得られない。
結果は平等ではない。
良い結果を得た人の資産を受け継いだ子供は、続けて良い結果を意味出すのが容易。
能力の低い人、更にその子供が良い結果を得る機会が無いか?というとその人次第。
機会は平等にある。
しかし近年その機会ですら平等でなくなりつつあり。
格差は拡大し、低所得者が増え、彼らに対する補償で世界中で国の財政は逼迫している。
現在、世界中で破綻進行中。
能力の高い人は、能力の低い人に資本を分配する高い福祉性
能力の低い人は、能力の高い人に頼らない高い自律性
が求められる。