夢をかなえるゾウ2 ~ガネーシャと貧乏神~

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
好きな事をやれ
夢を追いかけろ
等、よく聞くフレーズを実践した結果、失敗した(まだ成功していない)主人公。
主人公の言葉
「人間にとって一番怖いのは、将来が見えないことじゃなくて、 将来が見えてしまうことなんだ」

夢を諦めて会社に勤めていたが、将来に希望を見いだせず退職。
夢を追うことにする。
しかし8年間努力したが夢はまだ実現しておらず、その見込みもない。
という状況からのお話。

・教え:「図書館に行く
仕事、お金、人間関係、幸せ。
人の悩みは大昔からみな共通。
紀元前数千年に発明された文字によって記された本によってその解決策は書かれ続けている。
自分の悩みが過去の人間の誰も体験したことのない悩みであることはない。
図書館で調べれば解決策が見つかる。
主人公は諦めていた緊張してしまう体質、借金、貧乏神について調べ、
その解決策によって人生が好転していく。

・教え:「やりたいことをやる
冒頭の通り、主人公はやりたいことをやった結果、夢を叶えられてはいない。
しかしこの本に書かれた事ではないですが、
やった後悔より、やらなかった後悔の方がずっと大きい。
「もしやっていたらこうなっていたかも・・・」
という想像はずっと自分を苦しめる。
やってみて駄目だったら、また元の道に戻ったら良い。
その時には最初のような待遇は得られないかも知れないが、
それでも夢を実現させる為にやった努力は無駄にならない。
そしてやり切った満足感、自己肯定感を持って生きられる。
また、
「もし夢を追っていたら・・・」
と妄想しながらやる仕事より、
夢を追い切ってすっぱり諦めて
「今はこれしかない」
と覚悟を決めてやる仕事の方が成果が上がるに決まっている。
ガネーシャの言葉
「たとえその先が、自分の思い描いたものではなかったりしても、全部何かしらに活きてくる。
自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。
つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん」

・教え:「人の意見を聞いて、直す
・教え:「つらい状況を笑い話にして人に話す
等も良かったです。」

貧乏になる人の分類
(1)ドリーム貧乏
大きな夢だけを持って、望まれていないことをしてしまう事が原因の貧乏。
他人が喜ぶ、自分も喜ぶ事をする事の重要性はこのシリーズを通して何度も言われる。
(2)ガネーシャ貧乏
目の前の欲求を我慢できない事が原因となる貧乏
・教え:「楽しみをあとに取っておく訓練をする
(3)お駄賃貧乏
仕事=いやな事
お金=いやな事をした代わりにもらえるもの
という認識でいると、作業をする前からもらえる金額が決まっているので、
「いかに楽して作業を終わらせるか」
ということばかり考える人になってしまう。
最終的にさぼったり、全てのものに代償を得ようとしてしまう。
・教え:「プレゼントをする
・教え:「他の人が気づいていない長所をホメる
・教え:「店員を喜ばせる
・教え:「自分が困っているときに、困っている人を助ける
等により、他人を喜ばせる事ができる人間になる事が解決策。
お金は他人を喜ばせた分だけもらえるもの。

・教え:「欲しいものを口に出す」
人を喜ばせるだけのボランティアではいけない。
他人に嫌われたくない、単なる「良い人」では本当に人を喜ばせる事はできない。
喜ばせる人に「自分だけが得をしている」という負い目を与える事になるから。
他人が喜ぶ、自分も喜べる場所に立たなくてはいけない。

ガネーシャの言葉
「自分らは、たくさんの人を喜ばすことだけを『成功』て思てるみたいやけど、
たった一人の人間をたくさん喜ばすんも『成功』なんやで」