世界一やさしい会計の本です 重要指標

自己資本比率

総資産における、地保資本の割合。
会社の安全性を表す。
70%以上が理想。40%以上で倒産しにくいと言われる。

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(単位:兆円)

資金源=資本 + 負債
資本:資本金等。返済なし。(別名:自己資本、株主資本、純資産)
負債:借入金等。返済あり。(別名:他人資本)

自己資本比率 = 資本 ÷ 資金源
自己資本比率 = 8 ÷ (13+8)
自己資本比率 = 38%

ROA

Rate Of Return on asset
総資本利益率
総資産に対して、どれだけ利益を生み出しているか?の割合。
業種によって目安は異なるが1~3%が平均。

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(単位:兆円)

利益 = 売上 - 費用
総資本利益率 = 利益 ÷ 資産
総資本利益率 = (17-16) ÷ 21
総資本利益率 = 4.8%

売上高増加率

昨年に対する今年の売上高の増加割合。
別名:増収率
会社の成長度合が分かる。

売上(昨年):15
売上(今年):16
売上高増加率 = (今年売上 - 昨年売上) ÷ 昨年売上
売上高増加率 = (16-15) ÷ 15
売上高増加率 = 6.6%

利益増加率

昨年に対する今年の利益の増加割合。
別名:増益率
会社の成長度合が分かる。

利益(昨年):0.6
利益(今年):1.0
利益増加率 = (今年利益 - 昨年利益) ÷ 昨年利益
利益増加率 = (1.0-0.6) ÷ 1.0
利益増加率 = 66.7%

売上と利益

増収増益
売上:増 = 商品力・販売力の増加
利益:増 = 資本・資産の増加
減収減益
売上:減 = 商品力・販売力の低下
利益:減 = 資本・資産の低下
増収減益
売上:増 = 商品力・販売力の増加
利益:減 = 資本・資産の低下
費用が増えている事が要因。
減収増益
売上:減 = 商品力・販売力の低下
利益:増 = 資本・資産の増加
費用が減っている事が要因。
材料、人件費の削減等(リストラ)をするとこうなる。
一方、
商品の販売額を値上げ
→ 売上減
→ 商品製造に必要な費用(人件費、材料)減=利益:憎
→ 時間や品質の改善
という様な、良い減収増益もある。