プロキシサーバー
概要
WEBサーバーとWEBクライアント(ユーザー)との間でデータを仲介するサーバー
【プロキシ無し】
WEBサーバー
↑↓
WEBクライアント
【プロキシ有】
WEBサーバ
↑↓
プロキシサーバー
↑↓
WEBクライアント
プロキシサーバーのメリット
キャッシュ
・コンテンツ取得の高速化
・サーバ負荷の軽減
・トラフィックの軽減
プロキシサーバーは全クライアントのキャッシュを持つ。
クライアントは自分が一度も見たことが無いサイトでも、
別のクライアントが見たサイトであればキャッシュを利用できる。
フィルタリング
・アクセス制限
・データ加工(文字コート変換、広告付加)
※HTTPS通信(暗号化)は不可
通信経路変更
・通信の高速化
※速度の遅い回線を避ける事ができる。
匿名性確保
・プライバシーの保護
・セキュリティの強化
・アクセス制限の回避
※クライアントの情報はプロキシで止める事ができる。
設定方法
ウェブブラウザの設定欄や、ネットワークと共有センターから
→「インターネットオプション」
→「接続」タブ
→「設定」ボタン
→「~プロキシサーバーを使用する」をチェック
→プロキシのアドレスとポート番号を入力
プロキシサーバーの種類
フォワードプロキシ
クライアント側のネットワーク内で、WEBサーバーとの通信を仲介するプロキシサーバー
クライアント←→プロキシ←——→WEBサーバー
キャッシュがあった場合、ユーザーへのレスポンスが速く、インターネット全体のトラフィックも減らせる。
WEBサーバーの所有ではないので、WEBサーバー管理者の都合によるキャッシュ容量の増加等の処置は不可能。
リバースプロキシ
WEBサーバー側のネットワーク内で、クライアントとの通信を仲介するプロキシサーバー
クライアント←——→プロキシ←→WEBサーバー
キャッシュがあった場合でもWEBサーバー近くまでパケットの往復が発生する為、レスポンスが遅く、インターネット全体のトラフィックもほとんど減らない。
WEBサーバーの所有なので、WEBサーバー管理者の都合によるキャッシュ容量の増加等の処置が可能。
コンテンツキャッシュサービス
インターネット内にキャッシュサーバーを複数台設置する業者による、キャッシュサーバーサービス。
・レスポンス改善
・トラフィック軽減
・管理可能。
透過プロキシ
transparent proxy
リクエストを透過的に扱うことができるプロキシサーバ
利用者に通知する事なく、設定を変更する事なく、Proxyの使用を強制させる事ができる
外部からはルータのように見える
代理応答
NAT同様、グローバルIPとプライベートIPを変換する機能