DNSサーバー:BIND9
BIND9とは?
DNSサーバーのデファクトスタンダード。
世の中のDNSサーバーの大半で用いられているらしい。
インストール
BIND9
yum -y install bind
BIND9ユーティリティ
yum -y install bind-utils
ドメイン、サーバー定義ファイル
/etc/named.conf
ドメイン正引きzoneファイル
/var/named/(ドメイン名).org.zone
ドメイン逆引きzoneファイル
/var/named/(ドメイン名).org.rev
DNS
コンテンツサーバ(ゾーンサーバ)
ドメイン名をインターネットに公開する
(自ドメイン名に対する問い合わせに応える)
マスターゾーンサーバ
ドメイン情報(ゾーンデータ)を所有するサーバ
ドメイン情報は通常ローカルファイルを使用
スレーブゾーンサーバ
バックアップ用
キャッシュサーバ
クライアントの問い合わせに応える
ドメイン情報を持たず、過去の問い合わせ履歴をキャッシュとして保存する
FQDN
Fully Qualified Domain Name
完全修飾ドメイン名
インターネット上の特定のコンピュータを特定する文字列
ホスト名+ドメイン名
ホスト名
ネットワーク上のコンピュータを特定する文字列。
ドメイン名
インターネット上のネットワークを特定する文字列
正引き
Forward DNS Lookup
IFQDN→IPアドレス変換
(root)DNSサーバから目的となるホストのIPアドレスを知るネームサーバまで問い合わせを繰り返す。
office-yone.com(ホスト名) → 160.16.109.221(IPアドレス)
への変換
逆引き
Reverse DNS Lookup
IPアドレス→FQDN変換
IPアドレスを逆に並べ、逆引き用の特殊なドメインを付けて問い合わせる。
160.16.109.221(IPアドレス) → office-yone.com(ホスト名)
への変換
リソースタイプ
Type | 意味 | |
---|---|---|
SOA | Start of Authority | ドメイン管理情報 |
NS | Name Server | ネームサーバー |
MX | Mail Exchanger | メールホスト名 |
A | Address | ドメインに登録するアドレス |
CNAME | Canonical Name | ホスト別名 |
PTR | Domain Name Pointer | IPからホスト名をマップする |
TXT | Text | コメント |
サブドメイン
メインのドメイン(例:office-yone.com)の他に、
サブドメイン(例:sub.office-yone.com)を設定する場合
①ゾーン設定ファイルを編集。サブドメインを追加する。
エントリ名 | タイプ | データ |
---|---|---|
@ | A | XXX.XXX.XXX.XXX (サーバーアドレス) |
MX | ~ | |
CNAME | @ | |
www | CNAME | @ |
ftp | CNAME | @ |
A | ~ | |
sub | CNAME | @ |
サブドメイン名(例:sub)を追加する
② /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集
#<VirtualHost *:80>
# ServerAdmin webmaster@dummy-host.example.com
# DocumentRoot /www/docs/dummy-host.example.com
# ServerName dummy-host.example.com
# ErrorLog logs/dummy-host.example.com-error_log
# CustomLog logs/dummy-host.example.com-access_log common
#</VirtualHost>
↓
NameVirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX(サーバーアドレス)
<VirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX(サーバーアドレス):80>
DocumentRoot /var/www/html
ServerName ドメイン名(例:office-yone.com)
</VirtualHost>
<VirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX(サーバーアドレス):80>
DocumentRoot /var/www/sub
ServerName サブドメイン名(例:sub.office-yone.com)
</VirtualHost>