在庫管理②:総平均法

以下の通り仕入れと販売を行った場合

仕入れ 販売
人参 \700 35本 ¥20/本 人参 0本
人参 \450 15本 ¥30/本 人参 30本

 

左側グループ(借方) 右側グループ(貸方)
適用 個数 金額 単価 適用 個数 金額 単価
繰越 35 700 20 売上 30
仕入 15 450 30 在庫 20
50 1,150 23 50

 
仕入れ額(平均)
¥20 × 35本 + ¥30 × 15 = ¥1,150
単価(平均)
¥1,150 ÷ 50 = ¥23
売上(平均単価で計算)
¥23 × 30 = ¥690
在庫(平均単価で計算)
¥23 × 20 = ¥460

適用 個数 金額 単価 適用 個数 金額 単価
繰越 35 700 20 売上 30 690 23
仕入 15 450 30 在庫 20 460 23
50 1,150 23 50 1,150 23

上記の様に、複数回の仕入れがあり、かつ繰越がある場合でも、
仕入れ単価を平均して売上を計算する方法を「総平均法」という
仕入れた商品のうち、古い商品と新しい商品は、
それぞれ均一に売れていくと仮定している。
メリット:計算が単純なので楽。
デメリット:締め毎でないと計算できない。