DBA ファイル
目次
データベースファイル
一覧
Oracleデータベースを構成する物理ファイル
データファイル (.DBF) |
表、索引等データを格納 |
制御ファイル (.DAT) |
DBの物理構造を格納 |
REDOログファイル (.LOG) |
変更情報を格納 |
データファイル
名前 | 表領域 | サイズ(M) |
---|---|---|
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\SYSTEM01.DBF | SYSTEM | 680 |
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\SYSAUX01.DBF | SYSAUX | 440 |
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\UNDOTBS01.DBF | UNDOTBS1 | 25 |
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\USERS01.DBF | USERS | 5 |
{ORACLE_BASE}\oradata\{DB_UNIQUE_NAME}\TEMP01.DBF | TEMP | 20 |
制御ファイル
データベースの物理構造を記録
・データベース名
・REDOログファイル名、保存場所
・ログ順序番号
・チェックポイント情報
保存場所
<oracle_home>\oradata\
REDOログファイル
データベースの更新履歴(=REDOログバッファ)の内容がLGWRプロセスによって書き込まれる。
REDOロググループ
・2グループ以上構成する必要あり
・1グループには1ファイル以上のREDOログファイルを配置する
・LGWRプロセスは1ファイルが一杯になると別グループへ書き込み先を変更する(=ログスイッチ)
ログスイッチ
書込み先が変更される事
アーカイブログファイル
ログスイッチ時、リカバリ用に保存されるREDOログファイルのコピー
ARCnプロセスにより実行される。
保存場所
<oracle_home>\oradata\
パラメータファイル
一覧
ファイル名 | PFile | SPFile |
---|---|---|
ファイル形式 | テキスト形式 | バイナリ形式 |
編集方法 | エディタによる編集 | ALTER SYSTEM SET ~ SCOPE={BOTH|SPFILE} |
編集内容の反映タイミング | 再起動時 | 即時 次セッション(遅延) 再起動時 |
ALTER SYSTEM の範囲 | インスタンス データベース |
SPFile
サーバパラメータファイル
・初期化パラメータファイルより優先して読み込まれる
SPFileが読み込まれるとPFileは読み込まれない
・変更内容の反映タイミングは選択できる
・SCOPE=SPFILE
SPFILEのみ変更:再起動後に反映される
・SCOPE=BOTH
インスタンス&SPFILE変更:即時反映され、SPFileも書き変わるので再起動後も反映される
保存場所
$ORACLE_HOME/dbs (Linux)
$ORACLE_HOME/database (Windows)
PFile
テキスト初期化パラメータファイル
Oracle(SQL*Plus等)から変更する事はできない
保存場所
<oracle_home>\admin\<SID>\pfile\init.ora.~
初期化パラメータ
初期化パラメータ | 意味 |
---|---|
sga_max_size | SGAの最大サイズ ・ALTER SYSTEM SET ~ ・sga_tagert で設定できる最大値 |
sga_target | SGA全体の合計サイズ 「自動共有メモリ管理」設定時用 |
db_cache_size | データベースバッファキャッシュのサイズ |
shared_pool_size | 共有プールのサイズ |
large_pool_size | ラージプールのサイズ |
java_pool_size | Javaプールのサイズ |
stream_poolsize | ストリームプールのサイズ |
OracleNet
sqlnet.ora
プロファイル構成ファイル
保存場所
<oracle_home>\NETWORK\ADMIN\sqlnet.ora
「DBA OracleNet」参照
tnsnames.ora
ローカルネーミングメソッド用構成ファイル
保存場所
<oracle_home>\NETWORK\ADMIN\tnsnames.ora
「DBA OracleNet」参照
listener.ora
リスナー構成ファイル
保存場所
<oracle_home>\NETWORK\ADMIN\listener.ora
「DBA OracleNet」参照
他
パスワードファイル
sysdba、sysoper権限ユーザがパスワード認証接続時に参照されるバイナリファイル。
他ユーザのパスワードはDB内に格納されているが、
上記ユーザはDB停止時に接続する為に外部ファイルを使用する(DBを起動させる為)
保存場所
・windowsの場合
<oracle_home>\database\PWD<SID>.ora
・unix系OSの場合
<oracle_home>/dbs/orapw<SID>
初期化パラメータ:REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
EXCLUSIVEまたはSHARED
の設定の場合に使用される。
NONE:OS認証時
パスワードファイル作成(≠SQL*Plus)
ORAPWD FILE=<oracle_home>database\PWD.ora password=**** entries=10 force=y
orapwd file=<ファイル名> password=<パスワード> entries=<ユーザ数>
% orapwd file=orapwORCL password=oracle entries=10
ポート番号ファイル
各アプリのポート番号
ポート番号を変更した場合、ポート番号ファイルは更新されない。
インストール直後の状態のみを表す
保存場所
$ORACLE_HOME\install\portlist.ini
テンプレートファイル
「DBA テンプレート」参照