Apache Ant使用方法
Antとは?
Apache Ant
JAVA用ビルドツール
ビルドに必要な設定や指示をXMLファイル(build.xml)に記述し、
Antはこれを読み込んで取込み、コンパイル等を行う。
ビルド
コンパイル+リンク作業
ソースコードから実行ファイル(exe、dll、classファイル等)を生成する作業
「Windowsはなぜ動くのか」参照
「VC++ LIB、DLLの作成と参照方法」参照
コマンドライン
インストール
1. ApacheAntサイトから最新バージョン(投稿時点で1.9.7)をダウンロード
2. 圧縮ファイルを解凍(apache-ant-1.9.7)
3. フォルダを任意の場所へ移動(例 D:\Program Files\Apache Software Foundation)
4. 環境変数設定
ANT_HOME=D:\Program Files\Apache Software Foundation\apache-ant-1.9.7
PATH=%ANT_HOME%\bin
5. build.xmlを設定
build.xml
Antのビルド設定ファイル
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<project
name="プロジェクト名"
default="タスク名"
basedir="パス指定時のベースディレクトリ(未指定時はAnt実行ファイルパス)">
※変数定義
<property name="src" location="src"/>
<property name="build" location="build"/>
<target
name="ターゲット名"
description="依存するターゲット">
※タスク
<javac srcdir="${src}" destdir="${build}"/>
<java classname="test.class""/>
※「タスク一覧」参照
</target>
<target name="target2">
<echo message="Hello, world"/>
</target>
</project>
実行
> Ant
build.xml無し時
> ant
Buildfile: build.xml does not exist!
Build failed
インストール直後はbuild.xmlが無いというエラーが出る(正常)
バージョン
> ant -version
Apache Ant(TM) version 1.9.7 compiled on April 9 2016
Eclipse
・標準でAntの作成/実行機能が組み込まれている
・コードの補完機能が利用可能(Ctrl+スペース)
build.xmlの作成
パッケージエクスプローラにファイル名=build.xmlのファイルを追加するだけ
作成後、コード補完からテンプレートを選択すると大枠は完成しているので便利。
同じくコード補完からビルドタスクを追加する。
「build.xml」参照
実行
パッケージエクスプローラ上のbuild.xmlを右クリック→実行
コンソール画面にビルド結果が表示される。