四十歳で五つの会社の社長になる 船井哲良/著

四十歳で五つの会社の社長になる―すべては「夢と志」から始まった
船井哲良(ふない・てつろう)氏の著作
この本に書いてある事で真新しいものは1つもないです。
しかし他のどこでも言われている事であるからこそ真理であると思います。

魂を込めて仕事をする事の必要性
器用に仕事をこなすだけでは人の期待を圧倒的に上回る成果は出せない。
楽をして自分が損しない範囲での犠牲からは天才でない限り良いものは生み出せない。
魂を込めて自分の全てを捧げるつもりでやる仕事だけが圧倒的な成果を生み出す。

信頼
商売に最も必要なものは「信頼」。
氏曰く、「人から信頼され、尊敬される人であれば、多少の欠点や足りないものがあっても、その人はリーダーが務まる。
そして人から信頼され、尊敬されるためには、自分自身を絶えず磨き、絶えず成長していくよう心がけることが必要である」
信頼があって初めて「共存共栄」が成り立つ。
信頼される為には最初に自己犠牲が必要。
自己犠牲の為には、その犠牲が仮に無駄になっても良いという余裕が必要。
その為に精神的、経済的、技術的なもの向上が欠かせない。

船井プロダクションシステム
上手くいっている生産ラインにあえて負荷をかける

問題発覚

改善
のサイクルで生産性を上げるシステム。
氏曰く、「現状維持は後退である」

船井哲良氏経歴
終戦時、18歳で厳しいと評判だったらしい日本最大のミシン会社へ入社。
24歳で創業(現:船井電機株式会社)、ミシンの卸で利益を上げる。
後にラジオ、テレビ等の家電分野に進出。海外生産等で現在でも多くの利益を上げる。
その際、自社工場を持たない委託生産方式を取っている。
50年後に東証一部上場。